実のところ、悩んでいた。
「幹事をするか否か。」
私は、桜桃忌をどう過ごすかは人それぞれであっていいと思っている。
その中でファン同士の交流を深めたい人達の「お手伝い」がしたいだけである。(スタコラと ^^) _U~~)
ただ、「パーシーさんを出し抜いて。」なんて遠慮されている方がい・た・ら、それは大きな誤解。
むしろ、若い世代の方や定年を迎えてバイタリティーのある方、新しく太宰に出会った方etcに、どんどん交流の場を『開拓』して欲しい。それでこそ福祉職冥利に尽きると言ったものである。(大袈裟 でも、応援します。)
だから、様子見してたんですが・・・・。
「パーシーさんがやってあげたらいいんじゃないの?」 某スタッフの声
仕方がないですね。上鷹しますという事に。
今回は、前回の失敗(二次会の人数読み違えで料理が余った件)を繰り返さないためにも、事前に過去に参加された方にご挨拶のメールを送り、自分なりに予測。
「多くて6〜7人」
また、夜は飲み会や他の太宰交流イベントもあると聞いていたので「昼開催」に。(この日中に帰らなければという雇われの身の悲しい事情も)
会場取るのも、この人数じゃ、皆さんの負担が多くなるし。
「そうだ、ランチ形式にしよう!」
我ながら、「あったまイイ〜。」(妄想) 以前からのお知り合いの方は残念ながら遠方であったり、ご家庭の事情(う〜ん、ワタシだってあるんだけどね。)←別に意地張らなくても^_^; で参加できないとの事なので、mixi(*1)の太宰関連コミュニティーに書き込ませて頂いた。
五月病なのか、書き込みが芳しくなく、一人で三鷹の街を徘徊する事も考えたが、待った甲斐あり、見て下さった方はいた。
《当日〜三鷹産業プラザ1階 i-cafeにて〜》
何か、人数が少ないのも「サービス担当者会議」(*2)みたい。
オーダーの後、参加者さんは「まず、太宰に出会ったきっかけなんか話しませんか。」と助け舟。
「オフ会には別の参加者さんに誘われて。」
「ようやく客観的につきあえる程に卒業したので・・・・、(太宰)先生、ようやく来れました。」
(桜桃忌でカップルやグループ参加の人を見て)「たまには私もあんな風に誰かと一緒に来たりして、思いっ切り趣味の話をしてみたいもんだなぁ・・・」
ワタシは「山崎富榮さんに導かれて・・・。」あぁ、邪道(笑)。
よく考えてみると、桜桃忌に来て誰かと昼食をとるなんて初めて。おいしいご飯でした。
《〜文学散歩〜》
「よかったら、このあと禅林寺に行きません?そこに、「みたか観光ガイド協会」(*3)の方が待機されていて太宰のゆかりの地を案内してくれるんですが、ワタシも知らない所、あると思うし、どうですぅ?」
かなりパラサイトであるが、年のせいという事で許してもらおう。
現地には多くの老若男女が集っていた。意外とグループも多い。
今年は、みたか観光ガイド協会さんも健闘。文学散歩の案内を配る。事前に問い合わせをしていた事を告げ、挨拶。なかなかいい感じのご婦人たちである。(こういう活動って大事です! 介護予防・生活の活性化の見地からも。←言いすぎ?)
禅林寺の隣にある無名時代の瀬戸内寂聴氏の下宿跡では当時の雑誌を見せて下さりながら解説。太宰生前の住まい跡を経由して、玉川上水沿いに、山本有三記念館、入水現場、山崎富榮の下宿跡・・・・。
入水現場跡ではみな神妙な表情。当時の様子からは考えられないほど、今は水も少なく、街並みに溶け込んでますが・・・。
それにしても、駅前が様変わりしたのがショックだったな〜。
《〜コーヒータイム 文鳥舎にて〜》
「なんかこのまま解散は名残惜しいなぁ〜。」
「じゃぁ、『文鳥舎』行きません?」
最近、文学系カフェを調べておりまして、たまたま見つけました。落ち着いた雰囲気のいいお店です。
それぞれの近況や読書遍歴?、mixiの話などなどをしたところでお開きに。
参加者 計4名(男性1名、女性1名)でした。遅ればせながら、厚くお礼申し上げます。