豪傑NO.1語録(2000・平成12年度)

●豪傑NO.1 題名:世紀末ホラーから「ザ・ビーチ」へ 投稿日 : 2000年4月23日(日)15時51分
皆さん、お元気ですか。私が豪傑NO.1です。いよいよ私の語録がUPされました。 全部まとめて読み返してみると、やっぱり色男とはキャラクター違うね。私の方が全然カッコイイではありませんか。まだお読みでない方は是非お読み下さい。私へのファンレターもメールにて受け付けますのでよろしく。(笑)
ところで今月、22日から全国で公開されている「ザ・ビーチ」は、どうもアンチ・パラダイスの映画らしいですね。ダニー・ボイル監督と主演のレオナルド・ディカプイリオが来日して、大々的にPRしてたけど、ついでに私のHPもPRしてもらいたいものです。「欧米人は皆、心の中で楽園を夢みている。それはたいてい東洋的か、南洋的な所。でも夢のパラダイスは幻想にすぎない、と言う事を描きたかった。」とは監督の談話。それに対して、アイデアを積極的に出して採用されたというレオ様は、「現実をゲームの画面のように描く場面。僕たちはゲームなどのデジタル世界から逃れられない世代で、人生全てをゲームのように考える。それを映像で見せたら面白い。」と監督に提案したと言います。「スターウォーズ」の次回作への出演が噂されたレオ様ですが、依頼を断ったことを明らかにしたという事です。「親指スター・ウォーズ」と「親指タイタニック」は2つ仲良く同時上映されているというのにね。
レンタルビデオのTSUTAYAからもらった「シネマハンドブック2000」によると、人気ランキングBEST10でディカプリオは男優編第2位、そして第1位はブラッド・ピットでした。ブラビは自分がセックス・シンボルと見られるのが大嫌いで、わざと個性派志向、汚れ役ばかりを引き受けているそうです。女優編の第1位はメグ・ライアンで第2位はオードリー・ヘップバーンでした。ヘップバーンはいつの時代も女性に人気絶大なのですね。
ついでだから、全データ集計TSUTAYAレンタルランキングBEST100、'90年代BEST10を挙げておくと、1位.インデペンデンス・デイ、2位.アルマゲドン、3位.ディープ・インパクト、4位.スピード、5位.ミッション:インポッシブル、6位.セブン、7位.もののけ姫、8位.フィフス・エレメント、9位.タイタニック、10位.ロミオ&ジュリエットとなっています。世紀末カタストロフ御三家が強かったみたいで、これから、この傾向は薄れていくのでしょうがね。あと、ホラー物も強かった。邦画でも「リング」と「らせん」は結構強かったみたいです。そのうち、あと2.3年もすれば世紀末ホラーを回顧するなんて企画も出てくるかもしれませんね。それでは、サヨナラ、サヨナラ!

●題名:「演歌の花道」の終わり 豪傑NO.1  投稿日: 2000年6月17日(土)18時56分
皆様、お久しぶりです。私がスタッフBこと豪傑NO.1です。6月15日付けの読売新聞に「演歌の花道 9月で終了」の記事がありました。テレビ東京の演歌専門番組は'78年のスタートから22年、長寿番組でありましたが、同番組の終了により、民放プライムタイム(午後7〜11時)から演歌そのものが消滅してしまいます。
色男のコンテンツにも演歌についての批評がありますが、私自身、演歌は時代劇と同様の運命を担っていると考えています。つまり「お約束」の世界ですね。そして、このお約束は絶対に破られることはない訳ですから、ものスゴイ訳です。高度成長期以降の世代にはその世界観にリアリティーが感じられない、という意見が多いのですが、何かスーパー歌舞伎のような延命策はなかったものか?小林幸子は演歌界の市川猿之助だったのか?今後NHKの紅白歌合戦がどのような変化を遂げるのかは、一つの大きな問題であります。お隣りの韓国でも、もはやポップスの波はとどまるところを知らないようです。芸能における「アジア」は一体どこへ行くのでしょうか。

●豪傑NO.1(191) 題名:時代と寝る7大歌姫達 投稿日 : 2000年9月10日(日)17時33分
皆さん、お久しぶりです。私がスタッフBこと豪傑NO.1です。
色男は例によってナンパ旅行に出ているので、その穴を埋めるべく珍しくも「音楽の国」掲示板に何か書き込みたく思い、ネタを探していましたら、ちょうどよい所に「日経エンターテイメント!」の10月号。歌姫(ディーバ)進化の方程式なる特集記事を読んでの私なりのコメントを開陳して見ようと思います。
7大女性シンガーを、歌詞、歌、人相学の3ポイントから徹底比較して、その実力を検証する企画は、まず手始めに90年代の女性アーティストの系譜をたどる事で、現在のソロボーカリスト台頭の背景を説明しています。90年はバンドブームを受けてプリンセス・プリンセスやリンドバーグがバブリーな曲で時代の空気をとらえていましたが、平成不況が始まると音楽業界も冷え込みが見え出して、TVでの歌番組がほとんど消滅してしまう事態が起こりました。
95年頃から小室哲哉に代表されるプロデューサーの時代に入り、80年代的なムードは完全に一掃されてしまいます。90年代は全体として見た場合、アーティストを露出せずに売るという歌番組不在に合わせたコンセプトでZARD、大黒摩季らを売り出した音楽製作会社ビーイングやプロデューサーが組織的にマーケティングして売れ線の曲作りで無駄を省いて極端に合理化する方式を採用した時代でしたが、その分、60年代のような過剰なエネルギーはなく、プロ野球に例えると「管理野球」みたいなソフィストケートされた「反長嶋」的潮流に塗りつぶされてしまうという退屈なものになってしまったと思います。
ところが、90年代末になって、歌番組復活に伴い、アーティストそのものの素材が求められるようになってきたのですね。とにかく、自己アピールする訳です。時代が「昭和元禄」のファッションなどを再評価するようになってきた事にも、呼応しているのかも知れません。
そして、現れたのが7大歌姫とされる、宇多田ヒカル、倉木麻衣、aiko,Misha,浜崎あゆみ、小柳ゆき、椎名林檎です。
みんな若くて、カワイイですね。こんなにカワイイのに、とっても才能ある人達なのです。こんな出来事は、70年代のユーミン、中島みゆき以来の事ではないでしょうか。また、時代が新しいヒーローを作りたがっている部分もあって、三島由紀夫の再来と呼ばれた京大生やら、石原裕次郎オーディションで一億円もらった人まで出て来ているんですね。とにかく、そのパロディの時代から脱出して「本物」志向になっている要素はあると思います。ここでコケてしまったら、本当に終わりという時代閉塞感の中で、 7大歌姫までスタンバイOK、いつでもヒーロー出現を待機中といった感じなんですよ。これはあらかじめ「最終教祖」の予言しているものでも、あったのですがね。
それにしても、今頃、色男はどこらへんの街中でギャルに声を掛けているのでしょうか?

●豪傑NO.1 題名:大石内蔵助から民谷伊右衛門へ 投稿日 : 2000年11月4日(土)17時00分
皆さん、お久しぶりです。私が豪傑NO.1です。
私は最近、レンタルビデオや深夜のTVなどで映画の旧作を何本かまとめて見ました。「忠臣蔵外伝四谷怪談」「妖刀花の吉原百人切り」「網走番外地北海編」「網走番外地南国の対決」など邦画に集中していますが、どれも傑作ぞろいで面白かったです。
「忠臣蔵外伝四谷怪談」は江戸後期の南北の時代に先祖帰りして、おなじみの赤穂浪士と伊右衛門やお岩がひとつのストーリーの中に集結しています。民谷伊右衛門は赤穂浪士の一員で討ち入りには参加しなかったという設定になっているのですね。現代では独立した一つの作品として上演されることが殆どですが。
この作品が劇場公開されたときには、市川昆監督、高倉健主演の「四十七人の刺客」と競合関係にあったのですが、同年の日本アカデミーは四谷怪談の方に主軸を置いた佐藤浩市主演の「忠臣蔵外伝」の圧勝に終わりました。その当時は、中山美穂の「LOVE LETTER」という話題作もあって、ちょうど日本映画の転換期にあたっていたのです。「網走番外地」シリーズでの高倉健はいかにも颯爽としたヒーローで、長嶋茂雄と並んで高度成長期を代表するスターでした。「LOVE LETTER」は内容的に、「まぁだだよ」の後を受けるような再生の物語で、90年代後半から北野武や役所公司の活躍と、日本映画が少しずつ活性化してきたわけです。旧時代を代表するスター達はそれでも、集大成的な大きな仕事を達成しています。
高倉健は「鉄道員」でモントリオールから主演男優賞をもらい、長嶋は封印を解いて背番号3を復活させた今年、初のON対決でファンを沸かせて日本一を決めると、ユーミンのシャングリラを彷彿させるような超ド派手イベント、銀座パレードを挙行しました。新時代の役者たちがそろそろ出始めているのですが、旧時代のスター達はきちんと幕引きのエンディングを用意したのです。これからは役所公司や佐藤浩市が百人斬りでもしでかすのでしょう。私としては、結構楽しみにしています。
それにしても、色男のコンテンツはどれも工事中で、なかなか完結しませんね。もうネタを出してもいい頃よ!

●豪傑NO.1(196) 題名:ひばりから宇多田までーー巨人列伝ーー  投稿日 : 2000年11月19日(日)19時23分
こんにちは、みなさん。私が豪傑NO.1です。「日経エンターテイメント」12月号に「20世紀を駆け抜けた10人J−POP巨人列伝」なる特集があって、これがかなり面白い、私なりに独特の解説をつけて紹介してみようと思います。'50年代から2000年まで、音楽を変えて、時代を象徴して来たと思われるエポックメーキングな10人として、美空ひばり、沢田研二、井上陽水、松任谷由実、YMO、尾崎豊、B'Z、ドリカム、SMAP、宇多田ヒカルを挙げています。私の見たところ、この10人には時代的な断層があり、前後期のブロックに分けることが出来るのですが、尾崎とB'Zの間がそれですね。尾崎以前と以後では「意味」が異なります。
美空ひばりに関して言えば、この人は戦後復興期のシンボルであり、歌謡曲それ自体の多様性を集約する存在でしょう。
つまり、この人以後は、分業化、細分化が起こるんですね。高度成長期に入って、音楽の好みには、大体世代的に二分されるんですが、この若い世代のスターとしてあるのが沢田研二です。この人は、もっと評価されるべきだと思うのですが、この「元祖」とも言うべき人の不在の上に、いわゆるヴィジュアル系のロックからイロモノまで無数にうごめいている訳です。沢田研二が正当に評価されたならば、現在、その延長下にある人々はすべて吸収されてしまうことでしょう。70年代フォークは当然、その歌謡曲スターのアンチとして出現したものです。この雑誌特集では、陽水一人にそれを代表させています。この陽水は80年代以降、吉本隆明と足並みを揃えるように、高度資本主義社会の援護者となって、パフィーの「アジアの純真」を書いたりもしているのです。ユーミンは、70年代のフォークに対するアンチとして、高度経済成長の拡大再生産、パロディ、その上昇志向の集大成とも言える80年代を演出するナビゲーターでした。もっとも、色男あたりに言わせると、彼は宣教師ですから異論があるかもしれませんね。ダサイ、とかマル金・マルビとかの風潮に苛立っていた人もあるかもしれませんね。ネクラはキリシタンさながらに徹底的に弾圧され、そのために今も強迫観念にとらわれ、後遺症に悩む人が少なからずいるのかもしれませんね。
ユーミンの成金趣味とも思える上昇志向は、逆説的な純愛の至上価値を浮上させるための戦略だったとの批評とユーミンの歌った場所という囲み記事は、面白いと思います。小林麻美のために書いた「飯倉グラフィティー」などは色男好みのものなんでしょうね。
少し長くなりますね。続きは次回という事にしておきましょう。

●豪傑NO.1 題名:有線はレコ大のアンチだった   投稿日 : 2000年11月19日(日)18時36分
みなさん、こんにちは。私が豪傑NO.1です。音楽業界では、音楽賞レースの先陣を切って、18日夜に「第33回 全日本有線放送大賞」(読売テレビ主催)が発表されました。毎年恒例の音楽賞レースは、この有線を最初に、そして「日本レコード大賞」を「紅白」と同日の大晦日に放送するというスタイルが一貫してあるのですが、それというのも、有線は1968年に「夜のレコード大賞」という名称で、当時、既に音楽賞の最高峰だった「レコ大」のアンチテーゼとしてスタートしたいきさつがあったのです。まず、審査方法が180度異なり、音楽関係者いわば専門家だけで決める「レコ大」に対して、「夜の──」は、大阪有線放送社(現 有線ブロードネットワークス)の電話リクエストによるもので、ネオン街の一般ピープルの支持がそのまま反映されるものでした。68年はちょうどGSブームの絶頂期にあたり、従来の歌謡曲がより細分化されるジャンルに分裂されようとするまさに前夜であり、演歌が一つのジャンルとして分家除籍されるようになったのは、色男のコンテンツで言及されている通りです。
68年の「レコ大」が黛ジュンの「天使の誘惑」だったのに対して、「夜の──」の方が森進一の「盛り場ブルース」だったことから見ても、有線には演歌主流という意味合いが込められている事が分かります。高度成長や洋楽路線のアンチが、そのまま有線のアジア主義に向かったのでしょう。この有線における演歌主流の傾向はその後、第9回から「全日本有線放送大賞」と名称を変更してからも80年代まで続き、28回(95年)に歴史的変換期が訪れました。この年から、曲でなくアーティストがグランプリの対象となり、ヒット曲を連発する人気グループが独占するようになったのです。ちなみにその年のグランプリはシャ乱Q(翌年も受賞)でした。その名も「演歌の花道」という映画にも出演したことのあるシャ乱Qが意外にも演歌に引導を渡していたのです。
そこで、日本の音楽業界におけるアジア主義の時代は終わった訳です。東アジア全体が経済の自由化へと大きくシフトしていきます。 
宇多田ヒカルは昨年、同賞を受賞しませんでしたが、グランプリと最優秀新人賞だけは、参加する意志のある歌手に限られるという規定があるため、テレビ出演しない宇多田は対象外になりました。今年の結果は、下馬評に上がっていた大泉逸郎でもサザンでもなく、浜崎あゆみがグランプリ。最優秀新人賞が氷川きよし(ビートたけしが名付け親の演歌歌手)、古田正賞が小柳ゆき、読売テレビ特別賞がモーニング娘でした。
今、日本のJポップは、台湾や韓国でも大人気で、音楽や映画に関して言えば「アジアは一つ」になっているのかもしれません。

●豪傑No.1(198) 題名:続巨人列伝解説ー新しい時代の記号たちー 投稿日 : 2000年12月3日(日)17時22分
こんばんは、みなさん、私が豪傑No.1です。では、さっそく、前回の巨人列伝の続きを見てみる事にしましょう。YMOはOを取ったらYMでユーミンと同じですね。村上龍と仲良しの坂本龍一の父は坂本一亀という人で、文芸誌の編集者、かの三島由紀夫の「仮面の告白」を担当しました。タイタニックの生存者を祖父に持つ細野晴臣はローソンのCMで森高千里の夫役を演じていましたね。赤い人民服はマオイズム、テクノカットはゴリラのような長い揉み上げの否定、三島のネガフィルムを見ている感じでした。そして前期ブロックをしめくくる人としての尾崎豊。この人は軽薄短小なる80年代風俗のアンチのように学生運動を校内暴力につなぐ存在としてインパクトがありました。フォークの岡林信康を補完するように26歳で夭折し、ある意味で「戦後」の最後を飾ったとも言えます。尾崎以後、いかなる意味においても不良を英雄視し得る時代は終わったのです。「日経エンタテイメント」には、「B,zこそが、90年代を象徴するロックアーティストである。」と紹介されていますが、日本の音楽シーンにとって、90年代とはどのような時代だったのでしょうか。
記事を読んでいただけば分かりますが、スピリッツは消え去り、全ての価値がセールス至上主義に塗り替えられたという事実があります。バブル崩壊後、皮肉な事には、全ては金銭的価値に還元され、数量化されているのです。そして、この風潮は現在にまで継続しています。ドリカムは、そのコンセプト自体が新しい時代を体現している、と言えます。ボーカルの吉田美和は、そのデビュー以前からユーミンをライバルに見立てて、それを超克する事を目標に音楽活動をして来た人で、女1人に男2人というスタイルもどことなく「宇治十帖」的です。ユーミンは常に過去に回帰すべくタイムトラベラーとなりますが、吉田は決戦は金曜日であったり、未来に恋を置いているのですね。ちなみに、今日、歌姫と呼ばれる人の1人にMisiaがいますが、彼女はドリカムの影響下にデビューしたようです。SMAPは、70年代に起源を持つアイドルのあらゆる要素を集大成した決定版として、「光GENJI」の次の存在としてデビューするはずでしたが、時期的に音楽番組冬の時代と重なり、当初は失敗かとさえ思われました。ところがバラエティー番組でバラドルとともに延命を計り、そしてついには、93年のTVドラマ「あすなろ白書」でキムタクが大ブレイク、グループ全体が活性化するという芸能史の奇跡を示しました。SMAPはキムタクを中心に他のメンバーも、それぞれが異なるキャラをもって、長期的な人気を獲得するに至ったのは、みなさんの知るところです。そのキムタクも今年、晴れて工藤静香とゴールイン。
宇多田ヒカルを代表とする歌姫時代がスタートするという訳ですね。私の見るところ、この宇多田と面白い好対照をなすと思われるのが、椎名林檎なんです。これは色男とも共通の見解なんですがね。コロンビア大学で日本文学を学びたいという彼女は、いずれ、ドナルド、キーンとも面識を持つ事となるのでしょうが、彼女のM&Dに関する論文というのも、読んでみたい気がしますね。

●豪傑No.1 題名:2000年最後の秘話 投稿日 : 2000年12月11日(月)02時02分
みなさん、こんばんは。私が豪傑No.1です。現在、年内アップに向けて、「色男語録」コンテンツの更新作業をはじめています。今年も残すところ、1ヶ月をきり、私の周辺でも随分慌ただしくなってきました。イベント関係で思いつくのは、赤穂の討ち入り、クリスマス、N響の第九、大晦日の紅白というところでしょうか。
今世紀最後の問題作として邦画としては頻繁なメディア露出が目につく「バトルロワイアル」は、中でも私は藤原竜也の存在に注目しています。この美少年は舞台を中心として、「身毒丸」「近代能楽集」の弱法師(ここで筒井康隆は養父役で出演)と一貫して、俊徳丸伝説を主な仕事としています。この履歴に「大正四谷怪談」を付け加えるとさらに味わい深いものが、私には感じられてきます。
バトルの深作欣二監督は黒沢明が降板した「トラトラトラ」の代役監督を始めてからというもの、怒涛の快進撃を続け、美輪明宏の「黒蜥蜴」、「仁義なき戦い」シリーズ、「蒲田行進曲」と燦然と輝く作品群を世に送り出す事となるわけです。

●豪傑No.1(200) 題名:世の中変わっているんだよ 投稿日 : 2000年12月22日(金)02時48分
みなさん、こんばんは、私が豪傑です。
21日付新聞のテレビ欄をご覧下さい。日テレ9時から10時54分までは長嶋茂雄スペシャル、この1年間の長嶋を密着取材しています。東京ドームの監督室内部や遠征中の先々でのプライベートな映像など見所がたくさんありました。いつの時代もスーパースターであるとして、裕次郎、ひばり、高倉健、吉永小百合、たけし、キムタクとのツーショット写真でエンディングを締めくくっていました。
その後、NHK総合で11時15分から井上陽水ハローグッバイという番組を放送していました。町田康が東へ西へを歌い、柳美里との人生相談なる設定での対談、陽水はコーヒールンバ、星のフラメンコ、旅人よ、と60年代までの邦楽を歌っていました。なかなかの企画ですね。 

●豪傑No.1(199) 題名:救い主を待ちながら 投稿日 : 2000年12月20日(水)01時49分
みなさん、こんばんは、私が豪傑です。読売新聞12月19日付夕刊の芸能記事を少し紹介しておきましょう。なんでも今年のJポップ界は500万枚クラスのメガヒットが生まれず、2年連続のマイナス成長となる見込みらしいですね。シングルのトップ5は1位がサザンのツナミ、2位桜坂の福山雅治、3位ウェイト&シーの宇多田、4位がラブ、デイ、アフター、トゥモローの倉木、5位シーズンズの浜あゆ。90年代後半になって現れた歌姫軍団が業界を支えている構図が明らかになりました。不況知らずの音楽業界がどうやら本格的な停滞期を迎えたのは、間違いないみたいですね。一説によると、10−20代の重要な購買層が携帯電話に奪われているとも言われています。カラオケ行く人も減少しているのかな。
アルバムのトップ5をついでに見ておくと、1位倉木、2位浜あゆ、3位林檎、4位ミーシャ、5位ドリカムともう完全に新世代の女性ばかりですね。
音楽のみならず今、どの業界も冷え込んでいるのかもしれませんが、救い主がいるなら早く登場願いたいものです。 

●豪傑NO.1 題名:ダンスホール「ワールド」今月末閉店 投稿日 : 2001年1月29日(月)23時04分
みなさん、こんばんは、私が豪傑NO.1です。役所広司主演の「shallweダンス?」のロケに使われた大阪キタの名門ダンスホール「ワールド」は38年の歴史にピリオドを打つ事になりました。60年代のピーク時には若い男女の出会いの場所だったのが、ディスコなどに客を奪われ、ここ10年ほどで客が半減し、他店は次々と閉鎖、ワールドも閉店を余儀なくされたという事です。
閉店後は駐車場になるそうです。
名画の舞台がまた一つ消える事になる訳ですね。

●豪傑NO.1(205) 題名:椎名林檎、妊娠 投稿日 : 2001年1月29日(月)22時49分
みなさん、こんばんは、スタッフBこと豪傑no,1です。椎名林檎が去年の11月にギタリストの弥吉淳二氏(32歳)と入籍していた事を明らかにしました。現在、妊娠4ヶ月、あと少しで安定期に入り、3月16日発売の30cmアナログ盤シングル「真夜中は純潔」で8ヶ月ぶりに音楽活動を再開させるという事です。   

●豪傑NO.1 題名:いらっしゃいませ、(~_~)さん 投稿日 : 2001年3月13日(火)00時44分
はじめまして、(~_~)さん、私が豪傑です。こちらの管理人になりますのでよろしくお願いしますね。「愛の嵐」はナチスものを独特の観点から物語化した傑作ですね。このページは耽美派の方はもちろん、マニアックなこだわりのある方にこそ見て頂きたいなと考えていますので、どうぞ遠慮なさらずに仮面パーティーにでも参加なさったような遊び心で楽しんでくださいね。
ヴィスコンティについては、文学の国掲示板でも少し話題になっていますので、よろしければ併せてご覧下さい。